2022/06/24
かやはら行政書士ブログ 第175回 外国人と年金
このブログをご覧の皆様で20歳以上の方は国民年金、又は働いている会社を通じて厚生年金を納めていると思います。
そして原則として65歳になると年金を受け取ることができます。
日本に住んでいる外国人も年金を納めなければなりません。
しかし外国人はずっと日本にいるとは限りません。
年金を長期に渡って納め続けた外国人が帰国したらどうなってしまうのでしょうか。
無駄になってしまうのでしょうか。
結論から申し上げますと、そんなことはありません。
日本年金機構のホームページに、年金を納めていた外国人が帰国することになった場合についての解説が載っていますのでご参照下さい。
https://www.nenkin.go.jp/faq/jukyu/sonota-kyufu/dattai-ichiji/index.html
ここでは比較的短期間で帰国したケースについて説明しています。
もちろん長期間に渡って日本に滞在し年金を納め続けた方も、その納めた年金が無駄になることがありません。
簡単に説明すると、帰国前に手続きをすることで、
年金を納めた期間が10年以下なら一時金を受け取れる
それ以上なら支給年齢に達した時に普通に年金を受け取れる
という仕組みになっています。
外国人であっても日本にいる間は年金を納めて下さい。
そして帰国することになったら、帰国する前に年金事務所に相談した方が良いでしょう。
かやはら行政書士事務所では、外国人の在留に関する手続きの取次を承っております。
お気軽にご相談下さい。