2019/07/30
かやはら行政書士ブログ 第5回 建設業の事業年度終了報告書②
事業年度終了報告書には、何を書くのでしょうか。
1・工事経歴書
その期に完成した工事を個別に記載します。
各工事について、注文者の名称(個人の場合はイニシャルで記載する)や場所、金額や工期を記載します。
個別に記載するのは、その期の売上の70%を超えるまでです。
例えば売上が1億円で、その期に完成した工事の中の1件が7001万円の工事だった場合、工事経歴書にはその1件の詳細のみを記載すればよいのです。
金額の大きい工事が少ない場合、個別に記載しなければならない工事数も多くなります。
2・過去3年分の売上の一覧表
その期を含む過去3年分の売上を記載します。単位は千円です。
元請又は下請け、元請工事のうち公共工事又は民間工事に区分して記載します。
3・財務諸表
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、注記表などです。
これは税金の申告にもある書類ですが、建設業の事業年度終了報告書にはオリジナルの書式がありますので、その書式で改めて作成し提出しなければなりません。
当事務所では建設業の事業年度終了報告書の作成代行も承っております。
お気軽にご相談ください。